神有月夜になに想ふ。

神有月夜になに想ふ。

セドナとお別れをする3日前の夜のこと。

日時を辿るとこの日は2016年11月13日(日)で、68年ぶりの超特大スーパームーンの当日、、、ではなく、なぜか前日だった。

いつもソファか庭のどっちかでゆっくりしている同居人のマイクやジェフリー達が、パトリックと一緒にキャンピングカーの中を整理したり、外出する準備を始めていたので、

どこかに出掛けるの?」と尋ねると、「満月を祝いに、キャセドラルロックに登るんだ。愛も来るかい?」と。

私は最初「うううん、なんか疲れてるから留守番してるよ」と簡単に断ってしまったんだけど、メキシカンのお姉ちゃんアイデが行くと言ったので、「じゃあ私も行く」と一瞬で気持ちをチェンジして、いつものごとく何もわからず付いていくことにした。

パトリック!やっぱり私も行っていい??」と伝えると、「来た方がいい。でも上は風が強くて寒くて危険だからその服装は駄目だ。

と、パトリックが貸してくれたゴツいジャケットを自分のダウンの上から重ね着して、一眼レフを持って行きたかったけど、それも置いていったほうがいいと言われ、ナイトハイクは少し危険なんだなと感じながらキャンピングカーに乗り込んだ。

パトリックのキャンピングカーと、その友人ハリソンおじちゃんのキャンピングカーの2台に、パトリック、マイク、ハリソン、ジェフリーとその友人のマイルス(オーストラリアン)、私、アイデ、そして狼のジャイに、ハリソンの愛犬ピューイで月の灯りしかないキャセドラルロックのナイトハイクに出掛けた。

ハリソンおじちゃんが写真を撮ってくれるのだが、フラッシュをめちゃ嫌がるパトリック(笑

ちなみにピューイはこんな小さい体で、険しい岩山の段差なんかも軽快に登っていく立派なハイク犬。

前日、昼間のキャセドラルロックにNANAさんのツアーで登っていたから、だいたいの構図は頭の中にあるとは言え、本当に月の明かりだけで登るキャセドラルロック改めナイトハイクは想像以上に全てが一転して違っていた。

パトリックがこの場所での人工的なライトの灯りを嫌うので、ライトを使うことなく、何度も言うが本当に月明かりだけなのに…

足元は照らされていて、道ははっきりと見える。

こんなに間近で月光を浴び、月を感じた日はなかった。ハイクの途中、何度か足を止めて輝き放つ空を見上げた。

込み上げてくるなにか。

例えようのない、、、なにかとの一体感。

今まで感じたことのない神秘的ななにか。

非現実なナニカ。

それは超静寂。

恐ろしいくらい近くに感じたナニカ。

英語、日本語、何語でもきっと例えられない

名のない「ナニカ」

 

狼のジャイは体が大きい分、足が滑ったりで大変そうだった。

途中、「登れない!」と赤ちゃんみたいな声で弱音を吐くこともあったが、それでも一生懸命登ってボルテックスの谷間までついてきてくれたジャイ。

私はこの光景を見て、パトリックがジャイに「お前が必要だ」と言ってここに連れてきた意味がよくわかった。

 

満月と狼。ジャイはきっと私達以上に月のことをよく知っているんだね。

ジャイの遠吠えのあと、パトリックが自分で作った笛を吹き始め、その美しすぎる音色がこのボルテックスの谷間に咲いた。

・・・もう駄目だ。

横でアイデが声をあげて泣き出したのに気づいた瞬間、わたしは、アイデを強く抱きしめ、「オープンユアハート」と言って、ずっと寄り添った。

すると、抱き合うわたしとアイデの上から、「私もいい?」と言って、リアーナとゆうエクアドルから来ていた女の子が私達にさらに力強いハグと、そしてキスを重ねてくれた。

彼女は、ハイクの途中で出逢った初対面の女性だったが、この出来事がただ嬉しくて、ただあたたかかった。

 

みんなそれぞれ何かを想った神有月夜。

誰を想ったのかな。

何を想ったのかな。

誰を思い出して、

何を考えたんだろう。

そして、みんなここで何を願ったのかな。

この日は68年ぶりの超特大スーパームーン(満月)の当日、、、ではなく、なぜか前日。

パトリックがなぜこの日を選んだのかはわからない。

だけど私この夜ここではっきり感じたことがあるよ。

 

以下、当時のメモより。

満月の灯りだけでhiking。
狼でも途中登れなくて吠え出すほどの少しハードな岩の道だから一眼レフを置いていって少し後悔もしたけど、写真に集中しなくて済んだから満月とそしてこの神秘的な瞬間といっぱいお話できた。

私のセドナの恩人パトリック
かっこよすぎるマイク
いつも笑ってるジェフリー
仲良しなメキシカンのお姉さんアイデ
天井に頭つくぐらいでっかいマイルス
コチョコチョこしょばしてくるハリソン
狼のジャイ、hike犬のピューイと一緒に。
hikeの途中、エクアドルからの2人も合流して。

パトリックが手作りで作った笛の音色が私達のいる谷間から夜空に向かって奏でられて、みんなそれぞれ想いにふける。

月を見る人、目を閉じる人、泣き出す人、一点を見つめる人。

わたしは声をあげて泣き出したアイデに寄り添ってぎゅっと強く抱きしめ、Open your heartと頭と胸を強くさすった。するとエクアドルから来ていたリアーナがMay I?!と言って力強いハグとキスを重ねてくれた。

帰りにこの谷間には男性器と女性器の形をしたボルテックスが走っていて、LOVEを願うにはうってつけの場所と言われているとパトリックが教えてくれた。

みんなの想いや願いはきっとここなら届く。

 

みんなの想いや願いはきっとここなら届く。

Thank YOU so much to all who spent great time here with me…And beautiful moon.
Thankful.Never forget.

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