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幸せの余韻も束の間。

幸せの余韻も束の間。

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「ジミー!!!!!!!!!」

「ん?」

「ふくろう!!!!!ふくろう!!!!!!」

「は?!」

「ふくろうだよ!!!!!ふくろうがさっきまでそこに居たんだってば!私の声、聞こえなかった?!ジミー!!!って叫んだんだよ!」

「まじで??どこに?!」

「家の前の荷台の脚にずっと停まってた!!!!コナーとパコが窓から吠えまくってても全然逃げずに5分ぐらいずっとここに!!めっっちゃ小さいフクロウ!!!!!あんなの見たことない!よく来るの?!」

「家に来たのは初めてだし、外でも簡単に見れるもんじゃないよ。俺も見たことない」

「じゃあ、なんで来たんだろう?! 昨日、雪だるまの目にキャラメル埋め込んだからかな?!お菓子置いてたらまた来てくれるかな?!!!!」

「フクロウはお菓子なんて食べないよ。愛はラッキーだ」

「涙涙涙。うん、ほんとうにほんとうに今、心がもう感動なんてもんじゃない。幸せすぎる。あんなにふわふわ可愛い生き物が、すぐそこに、窓の外に、、、フクロウってなんかすんごい人を幸せな気持ちにしてくれる生き物だね。やばいよ、心が収まらない!!」

「ほらなっ。やっぱりコーテズに来て良かっただろ?にやにや」

「なんか違う気がするけど、まぁ、うん(笑)本当に来て良かったよ、コーテズに、このプリミティブハウスに。これ以上ないってぐらい今心がやばい。もうフクロウの事しか考えられない!!なんの種類のフクロウか調べてみる!!!」

 

文字通り、この日から私は当分フクロウのことしか考えられなくなった。

ふくろうを見た!とSNSに投稿すると、「フクロウは不苦労とも書くから、これからも苦労なく安全な旅ができるってことかな」とフォロワーさんがこれまた幸せなコメントをくれたりして、私はすっかり調子に乗ってしまっていた。

フクロウの事を考えていれば、味のないご飯だって食べられると思えたぐらい、フクロウとの出逢いを思い返すだけで心が温まり幸せを強く感じた。

目が黄色くて、小さくて、よく見るとお顔はなんだかハートの形をしているこのフクロウは、恐らくアメリカンキンメフクロウという種類で、近年は森林の減少が原因となり、絶滅種へと向かっているみたいだった。

本当に本当に来てくれてありがとう。フクロウさん。

 

「この子、野生のフクロウ見たんだ」

その日以来、ジミーと街へ行くたび出会う人々にそう紹介されるようになった。

私が撮影した写真と動画をまるで自分の物かのように雑に見せびらかす紹介の仕方は、私にとって時々居心地の良いものではなかった。

私の大切な幸せの源を雑に扱わないでほしい。

「写真これだけ?全部俺の携帯に送って」っと簡単に言われたのも正直言うとなんだか違う気がしたけど、お世話になっている手前断ることもできなかった。

それに、可愛いフクロウの写真と動画を見せると、ほとんどの人が驚いて、「なんて可愛いんだ」とこの幸せな気持ちに賛同してくれたけど、中には「ふくろうは(私たちの宗教では)不吉な生き物だから」と言う人もいた。

知るか、そんなもん。勝手に言ってろ、とさえ思った。

私が自分の目で見て、こうしてハッキリと今でも幸せを感じているんだ。なんでそんなこと言うんや。

私が幸せだと思ってれば、それでいいんだ。ほっといてくれ。

ここまで思ったぐらい、私にとって、このフクロウさんとの出逢いは奇跡とも言える出来事だったんだ。

 

話変わって、、、

フクロウさんが家にやってきた夜、ついにこの家のバスルームが完成し、熱々のお湯が出るようになりました。

置いてるだけだったトイレも流れるようになったよ(笑)もう我慢しなくていいや(笑)

熱々のシャワーが出た瞬間、ジミーとハイタッチして一緒に喜んだ。いえ〜い!って。なんか超嬉しかった。

 

繊細な話もできない究極に不器用な男・ジミーと、唯一分かち合うことができた、家づくり。

その1つのパートが完成した喜びは大きかった。

 

「愛が手伝ってくれたから、こんなに早く完成したよ、ありがとうな」

「なんにもできてないよ、私。ジミーが全部一人でやったじゃない」

「そんなことないさ。あの時だって、これだって、手伝ってくれただろ。感謝してるよ。ひと段落ついたから、明日は愛が行きたいって言ってたモニュメントバレーに連れってってあげるよ、どうだい?息抜きにはなるだろ?」

「驚)え?まじで?!」

「ガソリン代は愛が持ってくれよ。でも、そのお金にドライバー代も含まれてるんだ、悪くないだろ?」

「いや、、、ん〜、、、全然いいんだけどさ…苦笑」

 

家づくり以外の私たちって、いつもこんな感じ。

話せば話すほど、ジミーの(男として)ダサすぎる性格が浮き彫りになるのが怖いぐらい嫌だった。

「連れってってあげる」って言えないっしょ、それ?^^;

年上の男の人からこんなダサい言葉を言われるのがマジで辛い。

他にもっとスマートな言い方あるっしょ。まじでどこまで不器用なんだろ。

お金が心配なら、無理して「連れてってあげる」とか言わなくていいのに。

 

お陰で、アリゾナへの往復5時間程度のドライブは、私にとって苦痛な思い出しか残っていない。

ドライブ中、ビールを飲み、マリファナも吸いながらナッツをずっと口の中でクチャラクチャラとつまみ、わけのわからぬ下手くそな歌を歌っているジミーの横に座っているのは超苦痛だった。

ビール&マリファナを吸いながらの運転は怖かったけど、なんとか我慢できた。

最悪、わたしが(ペーパーだけど)運転すればいいと思ったから。

でも、ずっと横から聞こえてくるクチャラクチャラがたまらなくうざくなり、せっかく窓から見える絶景を台無しにするので、

「ねぇ、そのクチャラクチャラ、ゾッとするから、まじでやめてくんない?」とハッキリ伝えた。

すると、何も言わずに音楽のボリュームを最大にあげて、ジャイアン×5倍ぐらいの声量全開で歌い出す。

まっじうざ!!!!!!!! キレそう。

これはお前だけのドライブか。

私は窓の外に気持ちを無理やりフォーカスさせて、なんとかウザさを乗り越えようとした。

 

そして、この旅で2回目のモニュメントバレーに着いた。

前回やってきたときは、もう陽が暮れてしまってたのでいい写真が撮れなかったんだけど、今回はいい写真が撮れそう!!!

ジミーに「写真撮ってほしい!」とお願いすると、「そこにいる人に撮ってもらえよ」と、車から降りてきもしなかった。

こいつまじで、どこまでしんどいんだ?

なんで女心ってもんがこんなにもわかんないんだ?

私は目で睨みつけ、その気持ちをジミーに隠さず訴えた。

すると何かしら伝わったんだろうか、車に乗りながらめんどくさそうに窓から手を出し、

「ほら、携帯貸してみな、撮ってやるから」と言ってきたんだけど、

「いらない、他に頼むから」ときっぱり断って、モニュメントバレーと夕陽のコラボを本格的に撮影しにきていたっぽいフォトグラファーさんに、申し訳ないけどお願いして撮ってもらった。

「撮影してる俺の影が入っちゃうな〜、どうしよう」と試行錯誤してくれながら、快く引き受けたくれた親切なフォトグラファーさんと、車から降りてきさえもしないジミーを比べて、またジミーへの嫌悪感は強くなってしまったのは言うまでもない。

「もういいだろ? そろそろ行くぞ!」

と、まだ全然満足できてないのに、車から急かしてくるジミー。意味がわかんない。

なんのためにここに連れてきてくれたんや、一体。このクソペンデホが(死語)!!!

 

帰りのドライブの最中、私はジミーと一切口を聞かなかった。

ジミーはそんなこと気にもせず、大声で歌うだけ。

この日の夜、私は、このしんどさから逃れるように、次の行き先へのチケットを買った。

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