この記事はこんな内容です
ヒューストンで出逢ったジョンとの別れを心にまだ抱えながら、私が次にやってきた場所は、、、
フロリダ州！フォートローダーデール
「フォートローダーデール？なんだそれ？」って絶対思ってるでしょう？(･∀･)
ここは、あのパーティーピーポー達の楽園で有名な「マイアミ」の近くなんです。
私もこのブログ書く今まで「ふぉーとランドれーるぅー！」って言うてました…（恥）
マイアミがという都市が目立ちすぎて全然この場所のことを知らなかったのですが、南国感の漂う素敵な場所なんですよ〜。
最初は、マイアミに住んでる方達に「泊めてください」ってリクエストを送ってたのですが、やはり世界中から旅行者が集まる人気都市ということもあって、なかなか良いお返事をもらえず。
そんな中、ここフォートローダデールに住むスティーブとゆう50歳ぐらいのおじ様からホストオファーを頂いたので、ありがたく泊まらせてもらうことにしました。
残念ながらスティーブの写真は撮ってないのですが、代わりにこの子を、、、
スティーブの愛犬ビル君です〜💗
可愛いっしょ〜！
遊んでほしいくせにボールを絶対離せへんところ、レオに似てるねん（笑）
そんな感じで、スティーブのお家で５日間、お世話になることになりました。
私の他に、ヨーロッパから来ていたエロさむんむんのレズビアン姉妹や、同じくヨーロッパ系の女の子、他の州から来たアメリカ人の女の子、その他にも毎日入れ替わりで常に４~５人の旅人に無料で家を貸してあげるスティーブ。
明らかに、女の子しか受け入れてない様子です。
色んなホストさんがいるよねぇ。
私は聞きたいことを聞いてしまう人間なので、「なんで女の子だけなんですか？(･∀･)」ってスティーブに聞いてみた。
「癒されるんだ！」
「昨晩なんて、あの子達（姉妹）お風呂上がりにずっと歌っててね！」
「本当にきれいな声だったよ〜」
なるほどね〜！！！
いいね〜！！！
わたしも綺麗な女性（特に外人さん）大好きやから、スティーブの気持ちわかるぞ！(･∀･)
他にもスティーブは、ちょっと親切すぎて申し訳なく思えるぐらい、フロリダでの私の旅をたくさんサポートしてくれた。
「ここに行きたいんですが…」
「美味しいレストランはありますか？」
「近くでおすすめの場所はありますか？」
私が毎日どんなけ質問しても常に「ウェルカムだよ！」と笑顔で、たくさんフロリダのことを教えてくれた。
そんなわけで・・・
スティーブにオススメのレストランに早速行ってみた
レストランに着くと、おひとり様だったのでカウンター席に案内された。
寂しくなんかないぞ！もう慣れっこさ！(･∀･)
席に着くと、私の前で手際よく働くコロンビア出身のバーテンダーさん。
イケメンですね〜。
前腕筋がとてもタイプです。
で、ご飯のメニューを探すのですが、私の前にはドリンクメニューしかなかったので、横に座ってたおっちゃんの前にあったのを借りようとする私。
「すみません、このメニュー借りていいですか？」
その一言がきっかけで、おっちゃんに「どこから来たんだ？一人なのか？」と軽く話かけられ、ご飯を待ってる間、ゆる〜くチャットが始まった。
「11月からアメリカ横断旅をしてて、これまで色々周ってきて、今日フロリダに着いたばっかり」
「へ〜、一人で旅してるのか？寂しくないのか？」
「全然っ」
「本当に素敵な人ばっかりに出逢ってきて、めちゃくちゃラッキーな旅をしてるよ」
「でもね、旅の途中に出逢って仲良くなった人達と別れるのが毎回辛い...」
「・・・・・・」
「旅の最中に出逢った人と別れるのが辛いだと！？」
「そんな事ゆう奴、見た事ないよ！おいそこのバーテンダー！今の聞いたか！？」
えぇぇぇ...(ﾟДﾟ;)
「お前は、なんて心の優しい奴なんだ！」
「よし飲め！奢ってやる！いいから飲め！何がいい！？」
「おいバーテンダー！この子に美味しいカクテル作ってやってくれ！」
「はいよー！何がいい？」
って、そっちぃぃぃ(ﾟДﾟ)!!!??
「えっ、まじで？おっちゃんいいの？」
「もちろんだ！」
「じゃああんまりお酒っぽくない甘いやつで・・・」
「お前、それだけじゃご飯足りないだろ？これも食え（おっちゃんのピザが私の皿の上に乗る）」
「え！まじで！じゃあこれあげるよ！（おっちゃんの皿に肉のせる）」
って、なんやこの展開！(ﾟДﾟ;）
これがなフロリダの日常なんか！？
ほんでイケメンのスペシャルカクテルめっちゃ美味しいし！
おっちゃんの名前は「ピヤー」という。（←ふざけてないよ）
フレンチ系カナディアンのピヤーは、建築関係のデザイナーだって言ってた。
今は奥さんとこの辺で仲良く住んでるんだって！
私が何も聞かなくても「心配するな。俺は金持ちだ」って笑って言ってた紳士的なおっちゃん。
確かに、頭の上のメガネから靴のつま先まで、ものすごく洗練された着こなしなのは重々にわかる。
フランス系って今まで面識がなかったんだけど、こんな感じなのかなぁ。
なんか感動のツボも全然意味わかんないし、怖いと思ったら超陽気だし、でも真面目だし、、、始めての感覚だ。
私の英語が続く限り色んな話をして、結局ピヤーにすすめられるがままにスペシャルカクテルをおかわりし、シャンパンまでご馳走してもらった…
さらには、私のお会計の請求書まで取り上げ、強引に何もかも支払ってくれた…。
数分前に、、、出逢ったばかりの、、、、おっちゃんに…（泣）
店を出て、私は駐車場に行くピヤーを追いかけた。
こんなにただただ与えてもらってばかりで、私が今ピヤーにできることがわからない。
「ピヤー！SNS教えて？もしまた会えたとき、次は私がご馳走するから！」
「俺、ああゆうの嫌いだから一切やってないんだ」
「その代わり、俺のプライベートの電話番号をあげるよ」
「・・・ありがとう」
「じゃあ！これ、私の日本の電話番号だから！今使ってる番号はアメリカにいるときしか繋がらないから」
「OK！日本に行ったら連絡するよ！忘れないようにお前の写真撮らせてくれ！」
そう言って、ピヤーは私の顔をドアップで撮影したあと、最後にもう一度熱くハグをしてくれて、そのまま高級車に乗り、颯爽と去っていた。
「・・・・・・・」
出逢った人とお別れするのが辛いって言ったばっかじゃん、ピヤー（泣）
また忘れられない人に出逢ったフロリダ初日の出来事だった。
（つづく）
