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2020.3.15...マニラ発着便の全国内線(飛行機・船・陸路)の運行が中止。4月14日までを目処とされています。国際線は通常通り就航中。マニラ市内は16日AM0:00より夜間外出禁止令も出ています。国内線はフイリピン全空港で就航中止しているとマニラ空港で聞きました。国際線は引き続きイン・アウトともに動いていますが、一部の国際線は就航キャンセルになっています。

こんにちは。世界放浪中のあいあい(@aitabi_aiai )です!現在、フィリピンの首都マニラにいます。

新型ウイルスコロナの影響を全く受けずに転々と6カ国を旅してきましたが、ここマニラでついにコロナの洗礼を受けることになりましたので、私のリアルな実体験をシェアします。世界を旅されている方、今後海外に行きたいけど情報がなくて不安な方へ何かの参考になれば幸いです!

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マニラ空港閉鎖によるフィリピン他諸島への悪影響

私は、3月13日にマニラ経由でパラワン諸島のブスアンガに上陸しました。野生のジュゴンが生息していることで有名な北コロンでの滞在を目指して、ブスアンガから飛行機→車→ボートを乗り継いで上陸したにもかかわらず、上陸した午後4時、ホテルのスタッフさんにこう告げられます。

「15日にマニラ空港が閉鎖されるので、パラワン政府も15日以降は島全体を閉鎖すると発令した。あなたも明日の便で島を出ないと空港閉鎖が解除されるまでここに残らなければいけない。」

遥々やってきた北コロン島で、ウェルカムソングを聞かされながら「明日帰ってくれ」と言われた愛旅。史上最強のカオスを経験します。

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旅先で新型コロナの影響を受けた時は冷静に自分の直感で情報処理しよう

ここからは私の実体験を元に話していきます。

まず、旅先でコロナの影響を受けたときは、周りが結構プチパニックになってることが多いと思いますが、そんな状況で自分も冷静さを失うと行動を誤ってしまう可能性が高くなるので、まずは落ち着いて周りの声とインターネットからできるだけ情報を集めてください。

「明日ブスアンガから出てください」とスタッフに言われたとき、私は「ここにそのまま滞在したい」とホテルのスタッフに交渉しました。でも、「パラワン政府が島全体をクローズすると発令した」と言われその選択肢はなくなりました。

はっきり文句言いますが、今回のパラワン政府が出したこの15日以降島全体をクローズするという緊急発令はだいぶ間違えてると思います。もう一度整理しますが、

13日 大統領から緊急命令

14日 この日中になんとかしなければいけない

15日 マニラ空港閉鎖(パラワン島全体も閉鎖)

こんなWi-Fiもろくにつながらず情報も調べれない場所で、14日のたった1日だけで人々は何ができるって言うんですか。

「15日にマニラ空港が閉鎖される前にマニラに戻れ」というのは無茶な話です。地図から見れば小さな小さな島ですが、島内にはたくさんのツーリストがいて、みんな空港に集まり乗れる飛行機を探しています。

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人々が押し寄せ混雑する空港

後々、ブスアンガ現地に住む斎藤さんという日本人の方に伺った推測ですが、「ブスアンガは離島で病院がないから、万が一感染者が出たときに即時対応できないからだと思う。それに、マニラからの路線が止まると、水や食糧の運搬も止まるからの判断だとはいえ、ちょっと急というかパワラン政府やりすぎだよね…」

私が宿泊していたホテルは、たまたまブスアンガ島の中でも大きめのホテルで働いているスタッフさんも多く、優秀なスタッフさん達の手回しで、翌日のマニラ行きの臨時フライト枠を抑えることに成功していました。私がその情報をスタッフさんからもらえたときには、「残り3席」という状態でした…

私の当時の頭の中はこうでした↓

・できればこの島に残りたい
・マニラ経由は嫌だ、帰ってもパニックになってるはずだから
・セブ空港は動いているし、ネット予約もできる状態

でも15日以降のフライト保証はないし、島も政府命令で閉鎖になるから「明日マニラに帰るのが一番いい」と言われます。

私は自分のエゴだけを英語でガンガンスタッフさんにぶつけてしまったのですが、このスタッフさんも私達ツーリストを島から出すのが優先なわけで、「私達も島から帰れないのよ…」と最後に私に言ってきたときは、一体自分は何を言ってんねやろってなってしまって

「ごめん。あなたが手配してくれたマニラ経由で帰るね。。。。」と飲み込みました。

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コロナによる状況はコロコロ変わる!政府命令だからといって絶対はない

当初の愛旅の計画では、ブスアンガを旅したあとはセブ島の近くにある島に住む友人の家に沈没する予定でした。だから私は、マニラ便を抑えているにもかかわらず、夜中、星空撮影しながらずっと「ブスアンガ→セブ」行きのフライトを3Gの電波で探してたんです。

マニラ空港の国内線だけが閉鎖されるわけであって、セブ空港は閉鎖の対象にはなってなかったし、セブに住んでいるフィリピン人の友人にもメッセージで状況確認したら「セブは今のところ全然大丈夫よ」と返ってきたので、絶対セブ経由のフライトは出ると予測していました。

翌朝7時、ホテルから船→車を乗り継ぎ、空港に到着すると「今日この島から出なければいけない」たくさんの人々で溢れかえっています。

小さな小さな島ですよ。来る時はほとんど人なんて見なかった小さな小さな島に人が押し寄せています。

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ブスアンガに到着したときの空港(誰もいない)

私たちはまだラッキーです。とりあえずマニラに帰る航空券をおさえてもらってるから。

ブスアンガ島には、私たちをサポートしてくれた斎藤さんを含め、今この記事を書いている15日午後にもまだ飛行機が取れなくて帰れない人たちがいるとのことです。
(追記:無事セブ島経由でブスアンガ島を脱出できたと報告を頂きました!と同時に、パワランではお米の買い占めが始まったようです… )

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窓口を開けないフィリピンエアライン

フィリピンエアラインの前には長蛇の列ができています。中にスタッフが3人いるのに、目の前に並んでいるツーリスト達からの問合せを受け付けていません。理由がよくわからなかったのですが、おそらく上層部の指示を待っていたんでしょうね。午後12時頃、状況はやはり変化しました。

フィリピンエアラインの役職者から、「15日以降も3日間、セブとクラーク行きのフライトを出す」と保証された用紙が交付されました。

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実際に発行された証書

当たり前です。今日一日で全員がこの島を出ることなんてどう考えても無理に決まってる。先進都市じゃないんですよ。小さな島です。でも、パラワン政府はそういう事を考えて発令しなかったんです。

フィリピンエアラインが直接、パラワン政府と状況整理して臨時便を18日まで出すと決定されたのかはわかりませんが、政府命令に絶対なんてありません。

しんどい状況下でも必ず良い方向に向かうと信じて待つということも非常に大切です。

私も、セブ行きのフライトが出ると予想していた自分を信じて待っていれば今頃、予定通りドゥマゲッティの友人宅についてフィリピン滞在をエンジョイしていたはずです。

結局マニラにほぼ強制的に返されたたあと、案の定マニラ空港の各エアラインは国内・国際線も長蛇の列で、私がお世話になった日本人の2人も日本行きの航空券をもらうのに「400人待ち」の状態だったから、今晩はもうマニラで一泊して翌日の便にされていました。

一方の私は、なんとか国内線でドゥマゲッティか最悪セブまででも飛べないかと、フィリピンエアラインとセブパシフィックのオフィスを訪ねました。

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封鎖先日のマニラ空港

めっちゃしんどいのが、マニラの国内線エアラインって、全てビルがわかれていて、移動が大変なこと。炎天下の中、36kgの荷物とともにオフィス間を移動しました。

オフイス内はもちろん今日移動しないといけない人たちで溢れており、「順番待ちの整理券をとって待て」と言われますが、待てるわけないじゃないですか。だって、待ってる間に今日最後のフライトが離陸しちゃうかもしれんから。

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何百人もの人が押し寄せるチケットカウンター

そんな状況で待てって言うの?!」と申し訳ないけど愛旅も強く食ってかかりました。そうすると、状況を全部理解してくれた警備員さんが、「横入りしていいからあのスタッフにフライトが何時か聞いてこい!」と応援してくれます。

でも結局私が行きたいセブ方面への国内線は全て完売しており、マニラから他の国へ飛ぶ以外の選択肢だけが残りました。

でももう過ぎた事で仕方ないです。これに対してどうこう想うどころか、私は今回の経験で次の大切なことを肌で学びます。

大変な状況下でこそ大らかに、そして人と心で支え合おう

少し話を戻しますが、ブスアンガ(パラワン)で、私たちは飛行機に乗るまで、外で4時間以上待ちました。日陰があったのでラッキーです。たまたま同じホテルに宿泊していた日本人ダイバーの方達と一緒だったので、退屈することも落ち込むこともありませんでした。

「もし出れなかったら、ブスアンガでたこ焼き屋でもしようか!たこは海で潜って採ってさ!」と笑い合える仲間にも、私はこんな状況で出逢えたわけです。

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コロン島で出逢った日本人仲間

デンマークから来ていた観光客の人たちも、「もっと楽しもう!」とおもしろおかしな芸をしながら、アジア人の私に笑顔を向けてくれます。

「陽気だね。あなたはコロナ怖くないの?」っととっさに聞くと、

「全然(^^)君も、もっと陽気になるべきだよ」と言うんです。

すごい明るさを持ってる人たちの存在に救われ、周りの人と助け合うこと、笑顔と明るさの大切さをここに来て自分の肌で深く学びます。

誰ひとり、消して楽ではないこの状況に対して大声をあげたり、文句を言う人間を見ませんでした。

この方はブスアンガでラーメン屋を営む斎藤さんです。私たちが日本からやってきた者だと知って、大使館にわざわざ電話をしてくれました。万が一この島に取り残されてしまったときに、すぐに対応してもらえるように。

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コロン島でラーメン屋を経営する斎藤さん

大変な状況下では、自分のエゴなんて見せてる場合じゃないです、本当に。

みんなで小さい支え合いをして、大らかな心にならないと。

私にとって、こういう経験は初めてだったので書き留めました。と同時に、コロナウイルスによって旅を中断している方への励みにもなればいいなって思って書きました。

私は幸い、旅に人生の重きを置いて生きてきたので、世界中に友人がいてリアルタイムの情報をみんな送ってくれます。メッセージをもらうたびに涙が出ます。

こういう大変なときこそ、人々との心からの繋がりが問われるときだと、強く強く震えるほど実感しました。日頃からもっと、出逢う人みんなを大切にして感謝し、もっともっと強く明るく生きていかなければならないと。

今、旅を中断して日本に帰っても私にはすることなんてありません。

今の私には、旅が人生の全てやから。

私は自分がコロナに感染してゲームオーバーになっちゃうまで、これからも旅を前向きに続けます。

コロナだからとネガティブになるのか逆境で強く生きるのか、決めるのは全部自分です。

今回のマニラのコロナ騒動で一瞬旅を続けられるか...と正直怖さも感じましたが、私に与られた縁や気付きに感謝し今後も進めるまで諦めず進みます!

また愛旅の実体験によるコロナ関係の情報があれば、すぐにお伝えします!

(おわり)

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